４－レディース スリッパ [初見の花]
☆☆☆☆☆☆ カナディアンロッキー で ～初めて出会った蘭の仲間～ ☆☆☆☆☆☆
先住民民族 の 昔話 が 伝わっている ・・・ “ Yellow Lady's Slipper （北米名）”
カナディアンロッキートレッキングツアーの初日（７月９日）。カルガリー空港に降りてバンフに向かう途中のカナナスキス・カントリーでのミニハイキング。
スタート直後から 初めての花との出会いが待っていた。
宜しかったら・・・・・続きをご覧下さい。
☆☆☆☆☆☆ Slipper ~~スリッパ～～ ☆☆☆☆☆☆
グラッシーレイクス
標高約1,540mに位置する “グラッシーレイクス” を往復する。スタート地点からの標高差約170m、往復距離約4km。湖は針葉樹林に囲まれ、澄み切った湖水は鏡のように青空や周囲の森などを写しこんでいる。
イエロー レディース スリッパ
ハイキング往路は岩や滝があったりして変化に富んだ登りが続く。スタートは針葉樹林に覆われたゆる～い登りで、道脇の雑草に混じって黄色の花が（無造作に）現れる。まさかこんな道端に・・！と驚いた。
和名：カラフトアツモリソウ~樺太敦盛草~ （ラン科 アツモリソウ属）
“ Yellow Lady's Slipper ” 英名を直訳すると、“黄色い女性用のスリッパ” となる。“スリッパ” は唇弁を履き物に見立てたものと言われている。
| ☆☆☆ イエローレディスリッパにまつわる伝説 「ｶﾅﾃﾞｨｱﾝﾛｯｷｰ の高山植物」より☆☆☆ |
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昔々、酋長の娘が森の中で遊んでいると、一匹の鳴いている兎を見つけた。心配して様子を見ていると、足をけがしていて家へ帰れないようだった。可哀想に思った娘は自分の履いていたモカシン（先住民の履き物）を兎にあげることにした。
日も暮れたので、娘も家に帰ろうと歩き出した。しかし裸足になった娘の足の裏は擦り傷ができ血が出てきてしまった。そのまま歩き続けたが、あまりの痛さと疲労のため、ついにその場に倒れて気を失ってしまった。・・・・・
しばらくして、森の小鳥がこの娘を見つけ、心の優しい娘を助けて欲しいと森の精霊にお願いをしてくれた。・・・・・
娘がふと目を覚ますと、目の前の細長い木の幹に、美しい、黄色のモカシンが吊されていたのだった。娘は血が出ている足にこのモカシンを履いて無事家に戻りことができたという。
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☆☆☆☆☆☆☆☆ もしカラフトアツモリソウに出会ったら、花をよく見て下さい。
花の中に赤い斑点と筋の模様が見えるはずです。これは森の精霊からプレゼントされた LAdy's Slipper を履いた心優しい娘の血のあとなのです(抜粋)。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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フランクリンズ レディズ スリッパ （ラン科 アツモリソウ属）
和名はない。白色（または緑色）の花で、内部には紫色の斑点がある。
バンフ国立公園の “ヒーリーメドートレッキング”の入口付近で見つけた花。ここも路肩の雑草に混じって、ごく普通に咲いていた。この地点を往路で通過するときに見つけていたので、帰りにみんなに見てもらおうと思っていたが、帰りは雨（途中は雹）だったので、素通りしてしまった。
☆☆☆☆☆☆ 日本で見た ～ アツモリソウ の 仲間 ～ ☆☆☆☆☆☆
釜無ホテイアツモリソウ
キバナアツモリソウ
釜無ホテイアツモリソウもキバナアツモリソウ：2018年６月入笠すずらん山野草園（入笠山頂標高1,995m）にて撮影したもの。
ヴィーナス スリッパ （ラン科 ホテイラン属）
和名はヒメホテイラン（姫布袋蘭）で、北半球北部（日本では青森県以北）に分布するという。日本の本州中部地方以北の山地帯~亜高山帯に生育する “ホテイラン” の母種にあたる。葉は1枚しかない。
☆☆☆☆☆☆ その他 ラン の 仲間 ~初見 の 花~ ☆☆☆☆☆☆
ノーザン トゥエイ ブレイド （ラン科 フタバラン属）
和名なし。黄色がかった緑色の “舌” のような形をした花（萼片と花冠）が特徴。フタバランの仲間と言うことだが、初めての出会いだ。
ハートリーブド トゥエイ ブレイド （ラン科 フタバラン属）
日本の亜高山帯針葉樹林に生える “コフタバラン” の母種（コフタバランは変種）にあたると言う。上2種はフタバラン属（二葉の蘭と言う意味か）で、丸みを帯びた葉が茎の下部で対生している。
カナディアンロッキーのトレッキングでランの仲間の花との出会いがたくさんあった。今回紹介したものの他にも、ツレサギソウの仲間～トール ホワイト ボグ オーキッド～や、アオチドリの仲間～ブラクティッド オーキッド～などがあったので、いつか紹介できればと思っている。
（植物名は、和名のものは和名をわかるように、和名のないものは北米名で書きました）
ご訪問ありがとうございました。
タグ：202001
そう言われてみるとスリッパのようにみえます。
面白い花です。
by 夏炉冬扇 (2020-01-10 07:43)
実物のお花は見られないけれどいつかここで見たお花
（インデアン・ペイントブラシ）作りたいなと思っています。
by 侘び助 (2020-01-10 11:56)
スリッパというか靴のように見えますね。
日本のアツモリソウも正に靴のようですね^^
by Mitch (2020-01-10 17:53)
こんにちは。なかなか雪が降りてきません。でも、寒いですね。
“スリッパー”をご覧いただき有り難うございます。
夏炉冬扇さん：ネーミングがいいですね“〇〇スリッパ”とは。北米名は面白い名が付けられていて、忘れられないものが多くあります。
侘び助さん：インディアン ペイントブラシに創作意欲が湧いたんですね。もう少し綺麗なところを撮ればよかった。
Mitchさん：アツモリソウの仲間は似ているんですが、日本では昔話には登場していませんね（あまりあちこちに見られない花なんですね）。
ご訪問いただきましてありがとうございます。
ストックンさん
ゆるりさん
yu-papaさん
ぶらり爺さん
ピストンさん
いろはさん
by michi (2020-01-11 14:52)
遅まきながら明けましておめでとう御座います(^_^)/””””*
1・2枚目共にホテイアツモリに似ていますね、いろんな花に出会いましたね。今年もよろしくお願いします。
by 旅爺さん (2020-01-11 17:28)
蘭の花はどれも高貴だし、他の花とはどこか違いますね。
土佐寒蘭は世話をしなくなったので、どんどん枯れています(´д｀)
by Baldhead1010 (2020-01-11 17:53)
おはようございます＾＾
ペルーだったかしら赤ちゃんの靴と言うような名の黄色い蘭があったの。
蘭も色んな所で見られて種類も多いですね。
by mimimomo (2020-01-12 06:58)
旅爺さんさん：ホテイアツモリソウの仲間なんですね、それらは。面白い形の花ですね。どうしてこんな花になったのか考えると不思議です。
Baldhead1010さん：小さな蘭も、大きな蘭の花も面白い形ですね。“寒蘭”消えてしまわないように､頑張って下さい。
mimimomoさん：“赤ちゃんの靴と言うような名の黄色い蘭” わかりそうな気がします。かわいらしい足を何かの蘭にたとえたんでしょうね。まだまだ見たことのない蘭の花がありますからね。
ご訪問ありがとうございます。
シラネアオイさん
絵留さん
yamさん
ネオ・アッキーさん
by michi (2020-01-12 15:33)
今晩は~~凄いラン＠＠
こんな素晴らしい花に会えて良かったですね♬
見たいわ(^-^)
どのランも素敵だわ！
by せつこ (2020-01-12 17:36)
せつこさん：こんばんは。雪がないですが、寒いですね。陽射しが恋しいです。蘭の仲間はいつ見てもいいものですね。“スリッパー”という呼び方は初めて知りました。
takemoviesさん：ご訪問ありがとうございます。
by michi (2020-01-12 18:15)
おはようございます。今日も朝から雨で、雪がないです。
ご訪問ありがとうございます
おぉ次郎！さん
takaさん
沈丁花さん
koh925さん
by michi (2020-01-17 08:46)
初めて拝見、スリッパというよりシューズのようです。!(^^)!
by Jetstream (2020-01-18 20:51)