カナディアンロッキーを歩く ~おまけ~ [ハイキング / トレッキング]
トランス・カナダ・ハイウエー ~ アイスフィールド・パークウエィ は
カナディアンロッキーの大自然の中を走る
今回のツアーは、国道1号線~トランス・ カナダ・ハイウエイ~ そして 国道93号線~アイス フィールド・パークウエイ~ を行ったり来たりして歩いた、6カ所のトレイルハイキングだった。カナディアンロッキーの大自然の中を走る国道、車窓からの眺めも抜群だった。
“カナディアンロッキーを歩く ~おまけ編~” は
車窓からの景色 & 前回までに掲載しなかった高山植物
などを中心にまとめ、最終回といたします。
宜しかったら・・・・・続きをご覧下さい。
☆☆☆☆☆☆ 国道1号線~トランス・ カナダ・ハイウエイ~ ☆☆☆☆☆☆
~~~ カルガリーからレイクルイーズまでバスで走る~~~
国道1号線にかかる橋 ~アニマル オーバー パス~ (車窓から)
高速道路の両側には野生動物が飛び込んでこないように金網が張られている。そのため、バンフ国立公園にある野生動物が公園内を自由に動き回れるように歩道橋が渡されている。人の匂いがつくと野生動物が近づかなくなるので、人は原則通れない。(アンダーパスもあるというが、野生動物の利用はどうなのか・・・・・?)
氷河の侵食により創られた ~ キャッスル・マウンテン ~ (7/13 9:08 車窓から)
バンフ国立公園内にあるカナディアンロッキーの山。西洋の城に似ていることから付けられた名称。この山塊は、セントヘレナ峰(2,862m)やテレビ峰(2,970m)などのいくつかの峰で構成されている。
夕方の ・・・・・ キャッスル・マウンテン (7/11 19:18 車窓から)
上2枚のキャッスルマウンテンは撮影場所・日時が異なる。ハイウエーはロッキー山脈の裾野を巡るので、山容は見る角度によってかなり変わる。
蛇行するボウ川 & キャッスル・マウンテン
この写真のキャッスル・マウンテンの姿も上2枚の写真と違って見える。ハイウエーを進みながら、山容が時々刻々と姿を変えていくのを眺めるのも面白いものだ。ハイウエーは、ひたすら大自然の中を走る。
キャンモアのエメラルド湖 ~グラッシーレイクス~
キャンモアはバンフの東約30km ~バンフ国立公園に隣接する “カナナスキス カントリー”~ に位置する。“Grassi Lakes”と複数形なのは、“Lower Lake” と “Upper Lake” の二つの湖があるから。写真は・・・Upper Lake。
☆☆☆☆☆☆ こんな 花 にも・・・出会えた ① ☆☆☆☆☆☆
ウエスタン ウッド リリー(Western Wood Lily) ユリ科 ユリ属
サスカチュワン州の州花。北米でよく見かけるユリで、スカシユリの仲間らしい。
ホワイト カマス(White Camas) ユリ科 リシリソウ属
同属の“リシリソウ” は礼文島と利尻山の亜高山帯~高山帯の草地に生育。花はよく似ている。
アルパイン ロッククレス(Alpine Rockcress) アブラナ科 ハタザオ属
日本の亜高山帯~高山帯には、同属の白花の “クモイハタザオ” や “ミヤマハタザオ” などが生育する。
イエロー・ドラバ(Yellow Draba) アブラナ科 イヌナズナ属
4枚の黄色い花弁が十字状につくのが特徴。早池峰山で、同属で黄花の “ナンブイヌナズナ” を見ているが、花はよく似ている。
モス・キャンピオン(Moss Campion) ナデシコ科 マンテマ属
和名:コケマンテマ 英名の別名が~クッションピンク~。地面に苔状(クッション状)に生えることから “コケマンテマ” とついているようだ。
レイト イエロー ロコウィード(Late Yellow Locoweed) マメ科 オヤマノエンドウ属
家畜がこの花を食べると精神混乱をきたすことがあると言う。そのため、“Loco(狂う) Weed(草)”と言う名称がついたらしい。同属で花が黄白色のもの ~ リシリゲンゲ ~ が利尻山や夕張岳の草原に生育。
ブラクティッド ロウズウォート(Braced Lousewort) ゴマノハグサ科 シオガマギク属
花の形が唇形。上唇が下唇よりも長く嘴状に伸び、葉はシダのような形をしているのが特徴。
☆☆☆☆☆☆ 国道93号線 ~アイスフィールド パークウエイ~ ☆☆☆☆☆☆
~~~ レイクルイーズからアサバスカ氷河入口までバスで走る~~~
世界一の景観“アイスフィールド パークウエイ”を北上・・・ジャスパー国立公園 へ向かう
クローフット氷河
クローフット氷河(左端)は、レイクルイーズの北西のバンフ国立公園にある。写真はアイスフィールド・パークウエーから撮った写真で、右端にクローフット山の一部が見えている。氷河はかなり後退してきているとのこと。
ウイルコックスパスからの眺めた ~アサバスカ氷河~
中央の白い流れが、コロンビア氷原から流れ出している氷河の1つ~アサバスカ氷河~ と ~ドーム氷河~(中央の白い流れと右の白い流れ)。横に走る道路が “アイスフィールド パークウエイ” (右方向がジャスパー)。ドーム氷河の下方向に “アイスフィールドパークセンター” がある。
アサバスカ氷河に ・・・・・ 雪上車で近づく
北極圏以南では北半球最大の氷原 ~コロンビア大氷原~ から流れ出すアサバスカ氷河(写真中央)。“アイスフィールドセンター”からバスと雪上車をを乗り継いで、氷原に近づく。
アサバスカ氷河に向かう ~雪上車~
アサバスカ氷河に降り立つ
氷河から流れ下る水で・・・・・ウイスキーのオンザロックをいただく。
****** 以前訪れたときの画像と比較***** ***** ***** ***** ***** *****
ボウレイク 2019.7.10.
ボウレイク 2014.5.24.
トランス・カナダ・ハイウエー ~ アイスフィールドパークウエイは以前訪れたことがある(北米を横断するツアーの前半に)。ボウレイクやレイクルイーズ、そしてアサバスカ氷河などなど、・・。ボウレイクの5月にはまだかなりの雪が残っていた。
サンワプタ峠 ビッグヒル展望台からの眺め(下車) 2014.5.24.
アイスフィールドパークウエイで道路が湾曲が最も大きい地点付近にある・・ビューポイント
~左:サーラス山、右:サスカチュワン山 谷を下るのはサスカチュワン川~
マリリン・モンロー主演映画『帰らざる河』のロケにも使われた雄大な渓谷なのだが、今回のツアーバスは残念ながらスルーしてしまった。
***** ***** ***** ***** * **** ******
☆☆☆☆☆☆ こんな 花 にも・・・出会えた ② ☆☆☆☆☆☆
ブラック トウィンベリー(Black Twinberry) スイカズラ科 スイカズラ属
薄黄色の花2個が秋には黒い実になる。“ベリー” とあるが、鳥や小動物が食べるもので、人にとってはまずいようだ。同属に “オオヒョウタンボク” があるが、果実は有毒のようだ。
ブロンズベルズ(Bronze Bells) ユリ科 Stenanthium属
日本には自生しない植物。ブロンズ色のベル形の花が特徴。花には毒性があると言う。
マウンテンメドウシンクフォイル(Mountain Medow Cinquefoil) バラ科 キジムシロ属
北海道や本州中部地方以北の高山帯砂礫地・草地には、同属のミヤマキンバイなどが、山地帯などの草地や林縁にはツルキジムシロなどが生育している。
イエロー ドライアド(Yellow Dryad) バラ科 チョウノスケソウ属
和名:キバナチョウノスケソウ 右上の白花は “ホワイト ドライアド ~ヨウシュチョウノスケソウ~” 。ホワイト ドライアドの花は上を向いて咲くが、イエロー ドライアドは常に下を向いて咲き、完全に開ききることがない。
☆☆☆☆☆☆ キンポウゲ科の花 ③ ☆☆☆☆☆☆
~~ イチリンソウの仲間 ~~
フューフラワード アネモネ(Few-flowered Anemone)
ウインド フラワー(Wind Flower)
~~ オキナグサの仲間 ~~
ウエスタン アネモネ(Western Anemone)
~~ キンバイソウの仲間 ~~
ホワイト グローブ フラワー(White Globe Flower)
上4枚はそれぞれ、キンポウゲ科の ~イチリンソウ属(2点) オキナグサ属 キンバイソウ属~ の種にちがいないだろう。・・・しかし、下の2枚の写真はどうもわからない・・・???
~~ 属・種名が? ~~
イチリンソウの仲間 ~ウインド フラワー??~
~~ 属・種名が? ~~
・・・イチリンソウの仲間・・キンバイソウの仲間・・・?
まだまだ 名前のわからない花が たくさんある。
・・・・・ 何とかしよう と 調べは続けていこう ・・・・・
大自然に身を置いて 肌で触れて たくさんの花と出会い 厳しい自然にも遭遇
とにかく 楽しいカナディアンロッキーの旅でしたフラワーハイキング ~カナディアンロッキーを歩く~ 旅はこれで終わります。
しばらく・・・・・・・・・・・・・・夏季休暇です
ご訪問ありがとうございました。
タグ:201908
ビッグな氷河に小さな花。
対称妙です。
by 夏炉冬扇 (2019-08-26 08:39)
氷河近辺を旅行され景色もそうですが山野草は
日本と似たものもあるでしょうし、又独特な花も見られ
いい旅でだったでしょうね。
by g_g (2019-08-26 10:03)
ご訪問 & コメントありがとうございます
夏炉冬扇さん:遠い山々も、近くの動植物も私にとっては珍しいもので、新鮮な感じで接することができました。
g_gさん:アルプスやピレンーとは、違った景色や植物を見られて、いい経験をしてきました。
OJJさん:私も、何回聞いても忘れてしまうんですよ、花お名前は。今回も、帰ってから調べ直しが大変でした。(前回のコメント有り難うございました)
Jetstreamさん:おっしゃるとおり、カナディアンロッキーの独特な花に出会えた旅となりました。(前回のコメント有り難うございました)
ご訪問ありがとうございます。
ゆるりさん
侘び助さん
ぶらり爺さん
by michi (2019-08-26 15:15)
アニマル オーバー パスって、野生動物たちが実際に利用しているのでしょうか?
人間の匂いが付かないようにって、作るのは人間なので匂いは付いてしまう?
by Mitch (2019-08-26 17:36)
カナディアンロッキーは、いいですね。
懐かしいです。
by テリー (2019-08-26 22:55)
おはようございます。日中は暑いですが、朝晩は過ごしやすくなりましたね。今朝も5時頃から散歩してきました。
Mitchさん:カメラを置いて、利用されているかどうかの調査をしたことがあるそうです。結果はあまりよくなかったそうです(飼い犬が映っていたそうです)。
テリーさん:随分前に行かれたんですね。私は、又いつか行ってみたいと思ってますが、・・・。
さとしさん:ご訪問ありがとうございます。
by michi (2019-08-27 09:38)
5年前との比較写真に、スワ温暖化・・・とビックリしたら5月だったのですね~
by OJJ (2019-08-27 10:27)
こんにちは^^
雄大な眺めと沢山のお花たち。素晴らしい旅行ですね。
キャッスルマウンテンって本当にお城みたいな形していますね^^
お花は幾つか見たものがありますが、知らないのが沢山!
by mimimomo (2019-08-27 10:40)
こんにちは^^
車窓からの景色が素晴らしいですね♪
氷河に降り立った時のお気持ちは如何でしたでしょうか?
日本にもありそうなお花や、見たこともない珍しいお花を拝見できて嬉しいです。
by いろは (2019-08-27 18:16)
アニマル オーバー パスとアンダーパスがあるのですか。
上手く渡ってくれてるといいですね。
雄大な眺めの国立公園をドライブするのは爽快だったことでしょう。
でも氷河が後退しているというのは気になります。
レイト イエロー ロコウィードは先日見たイワオウギに似ています。
イチリンソウの仲間も見慣れた感じです。
by tochimochi (2019-08-27 21:28)
定点観測、いろんな違いが分かりますね。
こちらの道路でも、山をカットして通ったところでは、狸がよく跳ねられています。
道路ができる前は、狸の通り道だったのでしょうね。
by Baldhead1010 (2019-08-28 04:32)
OJJさん:そうなんです。比較にはならなくてすみません。ほぼ2ヶ月前の状況を見て欲しかったんです。
mimimomoさん:キャッスルマウンテンの姿があまりにも変化するので、初めは異なる山なのかなと思ってしまいました。何度も通る中で、同じ山だとわかりました。
いろはさん:ハイウエーはカナディアンロッキーの中を走るので、窓から目が離せませんでした。
tochimochiさん:調べてみたら、確かに“イワオウギ”に似ていますね。マメ科の仲間で似ているんですね。
Baldhead1010さん:バスからは、何回か熊さんを見ました。高速なのに、車を止めて写真を撮っている旅人もいました。ネットが張られているから大丈夫と思っているんでしょうね。
ご訪問ありがとうございます。
沈丁花さん
ハマコウさん
グリーンさん
by michi (2019-08-28 12:42)
キャッスル・マウンテン、雄大な姿ですね。
緑から岩だけになる山肌の様子も、不思議な感じです^^。
by Inatimy (2019-08-28 17:47)
Inatimyさん:高速道路がロッキー山脈の眺めのいいところを走っているものですから、車窓からの眺めも素晴らしいものでした。
ご訪問ありがとうございます。
ネオ・アッキーさん
ありささん
by michi (2019-08-29 19:42)
スケールの雄大な山々の写真を観ているだけでも気持ちが良くなりますね \(^^)/
by 我流麺童 (2019-08-30 09:16)
我流麺童さん:雄大な自然の中に身をおくのもいいものです。いつまでもそんな状態で “何も考えずに、ボーッ!と” していたかったですね。
よしころんさん:ご訪問ありがとうございます。
by michi (2019-09-01 09:54)