1 - クモノスバンダイソウ [初見の花]
初めての花・・・・・ “クモノスバンダイソウ”
2016年7月 “チロル・ドロミテ トレッキング”の二日目~~ チロル地方・ホッホゼルデン高原 ~~ 。歩き始めたばかりの山麓斜面の岩壁に、赤~い小さな花を見つけた(写真上)。“イソギンチャクの花??” ・・・・・ と、思わず魅入ってしまった。
これがクモノスバンダイソウとの初めての出会い。
このときは ・・・・・・ もちろん花の名はわからなかった。
ヨーロッパアルプス・チロル地方に広がる ホッホゼルデン高原 ~トレッキング~
高原の2,000m付近を、Up-Downを繰返しながら約4時間かけてホッホゼルデン村に向かった。写真上は昼食をとった “レッテンバッハ谷” にある山小屋。正面奥にカールレスコーゲル(3,106m)とその左にレッテンバッハ氷河がみえる。
海外トレッキング初回、素晴らしい山々や高山の花との出会いにトレッキングの虜になってしまった。
“初めての出会い ~クモノスバンダイソウ~” の続きをご覧下さい。
クモノスバンダイソウ ~ 蜘蛛の巣万代草 ~
科・属・種名 |
ベンケイソウ科・クモノスバンダイソウ属 (センペルビウム属)
・センペルビブム・アラクノイデム
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和 名 |
クモノスバンダイソウ~蜘蛛の巣万代草~ 園芸品種名~巻絹~
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そ の 他 |
多肉植物。南向きの崖で、日当たりのよい岩のくぼみに生育してい た。冷涼で乾燥しやすい場所を好むようだ。
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園芸品種名 ~ 巻 絹 ~
国内では園芸品種として流通している。“巻絹” と言う名は、蜘蛛の糸を張り巡らせたようなロゼット(写真上の灰色部分)からきたのだろうと言われている。
ピレネー山脈 ~ゴープ湖トレッキング~
上3枚の写真は2017年7月 ピレネー山脈・ゴープ湖を巡るトレッキングにて撮影。スタート地点は標高約1,400mで、ゴールのゴープ湖は約1,725m。標高差325mを往復した。
多肉植物~巻絹~の蜘蛛の巣模様がよくわかる。四季を通じて葉色が変化する。春は緑の美しい色、気温が下がってくると紅葉し晩秋には黒みがかった赤色となるという。写真のロゼットが赤色となっているのは寒さのためなのだろう。
アオスタアルプス ~ フレイダ峠トレッキング ~
上5枚の写真は、2018年7月イタリア・アオスタ州のアルプストレッキングで撮影。トレッキングは標高約2,100m地点から、約2,500mのフレイダ峠を越える周回コース。
「スイスアルプス 高山植物ポケットガイド」等によると、クモノスバンダイソウの特徴・・・
草丈が5~15cm・基部は0.5~2cm大で球形のロゼット。花弁は6~12枚で赤色の筋が入るピンク色。
基部の葉が白い綿毛で覆われる。
ヨーロッパアルプス山脈とピレネー山脈の岩場で多肉植物のクモノスバンダイソウ(園芸植物名:巻絹)と出会った。初見はチロル地方、その後フランスのピレネー山脈やイタリアのアオアスタ州でも目にした。
花柄の上部に散房状に付けた淡紅色の花はよく目立ち、クモノス状に白毛をつけるロゼット群落も見応えがあった。国内では園芸品種として親しまれていて、“蜘蛛の巣” がよくわかる。
栽培種の写真が撮ってありましたので、追加します。
*****栽培クモノスバンダイソウ*****
根生葉の先端に “蜘蛛の巣” がかかっているように見える。**********
☆☆☆☆☆☆ クモノスバンダイソウの仲間 <1> ☆☆☆☆☆☆
クモノスバンダイソウ属 ~ モンタヌム ~
和名はない。クモノスバンダイソウと同じようなロゼットを形成するが、“蜘蛛の巣”を付けない。花弁の数も異なる。この “蜘蛛の巣” は根生葉の表面に生える腺毛で(表皮に生じる毛のような突起物)で特殊な液体を分泌すると言われている。
オーストリア アルプス ~パステルツェ氷河~
上の写真は2016年7月オーストリアのグロースグロックナー&パステルツェ氷河展望トレッキングでの撮影。正面にグロースグロックナー山、そこから流れ下るのがパステルツェ氷河。白い氷河の下流にある黒い部分は、土砂に覆われている氷河。
1枚上の写真・以下4枚の写真も、同上のパステルツェ氷河の下流で撮影。
「スイスアルプス 高山植物ポケットガイド」等によると、モンタヌムの特徴・・・・・
草丈が5~25cm・基部は球状~星状のロゼット。花弁は(細長く)11~15枚で紅紫色が目立つ。
“蜘蛛の巣”のような腺毛がない。
☆☆☆☆☆☆ クモノスバンダイソウの仲間 <2> ☆☆☆☆☆☆
クモノスバンダイソウ属 ~ ウルフェニイ ~
花弁の色が赤いものばかり見ていたが、この花は黄色を主としていて中心部に赤い斑点が入る。この色もよく目立つ花で、遠くからもハッキリと見えた。
アオスタアルプス ~ フレイダ峠トレッキング ~
2018年7月イタリア・アオスタ州のアルプストレッキングで撮影。右端の山は “モンテ・チェルビーノ” 。この山はスイスでは “マッターホルン” の名で呼ばれている。
上2枚と、以下の5枚の写真はフレイダ峠トレッキングでの撮影。
ピンク色のモンタヌムと黄色のウルフェニイが群落をつくっている。
クモノスバンダイソウ属 ~種名 ?~
クモノスバンダイソウ属の花 ~~クモノスバンダイソウ、モンタヌム、ウルフェニイ、種名?~~ をヨーロッパアルプス山脈とピレネー山脈で見てきた。何れも標高が1,000m~3,000mの高地に生育している高山植物。初見で忘れられない花となった。
ご訪問ありがとうございました。
“初見の花” は(不定期ですが)随時 UP していく予定です。
タグ:201912
クモノスバンダイソウ、山のイソギンチャク!?^^;
by よしころん (2019-12-05 09:32)
こんばんは。“クモノスバンダイソウ”の栽培品種の写真を追加UPしました。“蜘蛛の巣”がかかっているような雰囲気がわかります。
よしころんさん:“イソギンチャク”の触手が広がっているように思ったものですから、ついそんな表現に。済みません。
ご訪問ありがとうございました。
ネオ・アッキーさん
ゆるりさん
夏炉冬扇さん
侘び助さん
by michi (2019-12-05 18:00)
印象的な花ですね。
国内で流通するという巻絹とは花の印象が異なりますね。
by Mitch (2019-12-05 18:03)
クモノスバンダイソウ他いろんな珍しい花に出会いましたね。
マキギヌソウは我家にもあります。イタリアアルプスの、
トレッキングは最高に楽しめましたね。
by 旅爺さん (2019-12-05 18:41)
まちおこしは、すべてボランティアなので、いつも「お金」が足りません。どうやってお金作るかまで、考えてくれる人も少ないので苦労します。
by 夏炉冬扇 (2019-12-05 20:48)
クモノスバンダイソウ、みごとに蜘蛛の巣を張っていますね。
陸上のイソギンチャク・・・イソギンチャクは動物か・・・。
by Baldhead1010 (2019-12-06 04:30)
おはようございます^^
このお花、どこかで見たことがあるような(。。?
by mimimomo (2019-12-06 06:21)
こんばんは。寒い一日ですね、今日は。
Mitchさん:園芸店で“巻絹”の花を見ることはめったにありませんね。園芸店の多肉植物は種類がたくさんあって、区別がつきませんね。
旅爺さんさん:ヨーロッパアルプスは、景色ばかりでなく高山植物もいろんな種類が咲いているので、ハイキング・トレッキングに最高ですね。
夏炉冬扇さん:町おこしボランティアお疲れ様です。資金不足はどの団体でも悩みの一番ですね。
Baldhead1010さん:“イソギンチャク”にたとえたのが悪かったようですね。この花を何に例えればよかったでしょうね。とにかく綺麗な、面白い、不思議な花でした。
mimimomoさん:トレッキングのいろんな場面で出会うことができた花ですが、園芸店ではあまり(花)を見たことがありません。
ご訪問ありがとうございます。
絵留さん
takaさん
花好き人さん
ぶらり爺さん
by michi (2019-12-06 15:46)
こんにちは^^
本当にイソギンチャクのようなお花ですね。
黄色いお花も素敵ですね♪
珍しいお花に出会えると、とても嬉しくなりますね^^
by いろは (2019-12-06 16:07)
いろはさん:黄色の“クモノスバンダイソウ ~ ウルフェニイ ~”も綺麗な花でしたね。この種の花は、大きくても草丈15cm位が最高でしたが、密集して咲いているところは見応えがありましたね。
ピストンさん:ご訪問ありがとうございます。
by michi (2019-12-06 16:22)
七十路・・まだまだ動ける年齢です、今のうちにどんどん
旅して想い出を沢山作って下さいね。爺はもう旅終わりです。
by 旅爺さん (2019-12-06 16:39)
クモノスバンダイソウ?
何処が蜘蛛の巣かと思ったらロゼットの写真を見て納得です。
ヨーロッパアルプスはいいですね。
雪と岩と湖を見ながらトレッキングはうらやましいです。
by tochimochi (2019-12-06 20:42)
旅爺さんさん:春になったら、どこへ出かけようかと策を練っています。それまでは健康と体力つくりを兼ねて、少~しだけ運動することにしました。
tochimochiさん:“紅葉の鍋足山”、秋を満喫でしたね。魅力のある山で、行ってみたいですが、少し遠いかな?と悩んじゃいます。
ご訪問ありがとうございます。
めもてるさん
ヤッペママさん
by michi (2019-12-06 22:58)
おはようございます^^
面白い花ですね、初めて見ました(@@)
世界には珍しい花がたくさんあって見させていただくのが楽しいです。
by せつこ (2019-12-07 09:24)
せつこさん:国内でも初見の花で珍しいものがたくさんありますが、暫くは海外で初めて見た花を見た中心にUPしていく予定です。
アフリカ旅行楽しみです。
by michi (2019-12-07 15:59)