2 ー サンプクリンドウ(?) & リンドウの仲間 [初見の花]
初めての花・・・・・ ?? ? ??
2016年7月 “チロル・ドロミテ トレッキング”の最終日 ~~オーストリアのグロースグロックナー & パステルツェ氷河展望ハイク ~~ 。氷河の溶けた水が流れ下るメル川に沿って、標高差500mをゆったりと歩く。二つ目の氷河湖 ~マルガ・リッシェン・シュタウ湖~の湖畔で見つけた花。
見たことのない花 ・・・・・ なんの仲間かもわからなかった。
始めての海外トレッキング。景色もさることながら、初見の花が多いことに驚かされる。
家に戻ってから、ネットや図鑑などで調べては見たが、・・・・・
続きをご覧下さい。
☆☆☆☆☆☆ ?? これが リンドウ の 仲間 か ?? ☆☆☆☆☆☆
サンプクリンドウ(?) ~ 三伏竜胆 (?)~
科・属・種名 |
リンドウ科・サンプクリンドウ属
Comastoma pulmonarium subsp. sectum
コマストマ・プルモナリウム・セクタム
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和 名 |
サンプクリンドウ~三伏竜胆~
南アルプスの三伏峠で発見されたことによると言う。
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そ の 他 |
絶滅危惧種。ネットで調べた花の様子~~~
花は5裂して横に開く。その裂片の内側に暗紫色の斑紋がある。また、裂片の内側に細くに裂けた内片があり、喉元を塞いでいる。
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サンプクリンドウは花弁が5裂するというが、写真の花は4裂。しかもその裂片の内側に斑紋がない。ただ、ネットで調べていて、4裂するサンプクリンドウがあるという記述を見つけた。
パステルツェ氷河を下るトレッキングルート “中央白い山はグロースグロックナー”
"サンプクリンドウ?" は氷河の流れが堰き止められてできた湖の脇の草原で見付けた(写真の直ぐ下流)。国内の山ではまだ見たことがないので、いつか見たい(できれば花冠が4裂しているもの)と願っている。
それまでは、サンプクリンドウ(?)と呼ぶことにした。
☆☆☆☆☆☆ 初見の花~~リンドウの仲間①(リンドウ属)~~ ☆☆☆☆☆☆
オオバナリンドウ
オオバナリンドウ
☆☆☆☆☆☆ 初見の花~~こちらも リンドウ③(リンドウ属)~~ ☆☆☆☆☆☆
科・属・種名 |
リンドウ科・リンドウ属
Gentiana clusii (ゲンチアナ・クルシイ)
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和 名 |
オオバナリンドウ(?)
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英 名 |
トランペット・リンドウ
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そ の 他 | 地面から4~5cm大という大きなトランペット状の花を付ける。似た花の "チャボリンドウ" も咲いていたが、こちらは花弁の外側が一部オリーブ色をしていて、内側にオリーブ色の斑点や筋があることが異なる。チャボリンドウは"アルプの里"で見ている。 |
オオバナリンドウは地面からトランペットのような形の大きな花を突き出している。花冠の内側・外側にオリーブ色の斑点や筋がない。
オオバナリンドウ・チャボリンドウの咲いていた山頂付近から
~オーストリア・ゼーフェルダーシュビッツェ ハイキング~
標高2,200mのゼーフェルダーシュビッツェを目指したハイキングの途中で、大きなリンドウの花を見つけた。オオバナリンドウやチャボリンドウはこんな高原に生育していいる。チャボリンドウは"アルプス三大名花”の1つだ。
☆☆☆☆☆☆ 初見の花~~赤い花 の リンドウ➁(リンドウ属)~~ ☆☆☆☆☆☆
珍しい赤紫の花 ~ムラサキリンドウ~
科・属・種名 |
リンドウ科・リンドウ属
Gentiana purpurea (ゲンチアナ・プルプレア)
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和 名 |
ムラサキリンドウ
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英 名 |
Purple Gentian(ムラサキリンドウ)
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そ の 他 |
最高級のリンドウ・シュナップス(蒸留酒)は、このプルプレア・リンドウの根からつくっている。一度飲んできたいものだ。
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ムラサキリンドウ (撮影:イタリア・アオスタアルプス2018.7.)
花は、マルハナバチが好むバラのような香りを放ち、受粉を手伝ってもらっていると言う。
この花も、最初に見たときに"なんの仲間だろう?"と思った花。帰ってからネットで見つけた時は
思わず "この花だ" と(心の中で)ヤッターと叫んでしまった。
☆☆☆☆☆☆ 初見の花~~こちらも リンドウ③(リンドウ属)~~ ☆☆☆☆☆☆
リンドウの ・・・・・ 仲間だろうか? (撮影:イタリア・アオスタアルプス2018.7.)
花冠の先が4裂~5裂して平らに開いている。何処か "サンプクリンドウ(?)" の花に雰囲気が似ている。直感的に "リンドウの仲間だろう" と思って、ガイドに聞いてみた。"ゲンチアナ・〇・・・"と帰ってきた。ゲンチアナはリンドウ属なので、リンドウの仲間だと言うことはわかった。
でも、「〇・・・」がわからない。言葉が通じなくて・・・そのままにしてしまった。
ひょっとしたら・・・・・ゲンチアナ・ラモサ かな?
科・属・種名 |
リンドウ科・リンドウ属
Gentiana campestoris (ゲンチアナ・カンペストリス)
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和 名 | ゲンチアナ・カンペストリス(和名はない 学名をカタカナに) |
英 名 |
Field gentian(野原のリンドウと意味かな?)
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そ の 他 |
図鑑でもゲンチアナ・ラモサとよく似ている。花色はどちらもうす青紫色。私には区別できない。
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「スイスアルプス~高山植物ポケットガイド~」によると、花冠は "カンペストリス”が4裂、"ラモサ"が5裂するとある。しかしこの花は4裂と5裂が混在している。他にも相違点があるのだろうが、よくわからないので、ゲンチアナ・カンペストリス ~野に咲くリンドウ~ とする。
☆☆☆☆☆☆ 初見の花~~黄色い花 の リンドウ④(リンドウ属)~~ ☆☆☆☆☆☆
ゲンチアナ・プンクタータ
科・属・種名 |
リンドウ科・リンドウ属
Gentiana punctata (ゲンチアナ・プンクタータ)
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和 名 |
ゲンチアナ・プンクタータ(和名はない 学名をカタカナに)
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そ の 他 |
黄白花のトウヤクリンドウは国内では見ているが、濃い黄色のリンドウは始めて見る。
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標高2,500m位の高原にて (オーストリア・ホーエムート展望ハイキング 2016.7)
黄花のリンドウは、草丈が50cmを超えるものもあって草原ではよく目立つ。ピレネーのトレキングでは、草丈のもっと高い "ゲンチアナ・ルテア” と言う黄色のリンドウと出会っている。
☆☆☆☆☆☆ 初見の花~~これぞ リンドウ⑤(リンドウ属)~~ ☆☆☆☆☆☆
ゲンチアナ・オルビクラリス
(撮影:アオスタアルプス・モンテビアンコトレッキング 2018.7)
科・属・種名 |
リンドウ科・リンドウ属
Gentiana orbicularis (ゲンチアナ・オルビクラリス)
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和 名 |
ゲンチアナ・オルビクラリス(和名はない 学名をカタカナに)
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そ の 他 |
石灰質の土や石の多い草地を好んで生育する。濃い青色の高杯型の花冠・5枚の放射状に開く花弁・中央部に爪のような白い爪が、とてもよく目立つ。所々に群生する。
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茎には葉がほとんど無いが、基部にロゼット葉が密集している。ヨーロッパアルプスにはリンドウの仲間の花がたくさん生育している。
リンドウ属 (名前は・・・・・?)
ヨーロッパアルプスの麓を歩いていると、草丈が10cm未満のリンドウ属の花が所々で密集して咲いている。真っ青な5弁花、緑の草原に立ち上がって見える。岩場に囲まれていて濃い青色が遠くからも見える。
まだ、初めての出会いのリンドウの画像が眠っている。花だけ見ると同じように見えても茎や葉などに違いがある。それらを整理して、初見のリンドウをいつかUPしていく予定です。
ご訪問 ありがとうございました。
タグ:201912
リンリンりーんどうおぅぉうの♪
島倉千代子です。
by 夏炉冬扇 (2019-12-11 20:29)
オオバナリンドウ、リンドウの花は好きなので、ぜひ見てみたいものです^^
by Mitch (2019-12-12 18:08)
おはようございます。
昨日は群馬の桜山公園の冬桜を見てきました。今年は暖かったせいか、開花が遅れて満開となってました。
夏炉冬扇さん:島倉千恵子さんですか、懐かしい方ですね。リンドウの花、いろんなものがありますね。
Mitchさん:4~5cm位の花が地面から"ラッパ"のように開いているのが印象的ですね。
ご訪問ありがとうございます。
侘び助さん
絵留さん
ゆるりさん
by michi (2019-12-15 05:31)
おはようございます^^
michiさん 良くお調べになっていますね。わたくしもこの中の幾つか、ヨーロッパやカナダ辺りで見たことがあると思います。が・・・「あ、リンドウの仲間ね」と片づけております(--;;;
赤いリンドウや黄色いリンドウは珍しいですね。少なくとも日本には無いようですね。赤に近いのはありますけれど。
by mimimomo (2019-12-15 06:51)
世界は広い!”同じ花でも国が違うと種別も違いますね。
沢山いろんな花に出会えて大いに楽しめましたね。
by 旅爺さん (2019-12-15 08:20)
こんにちは^^
初めて伺うお花ばかりです!
サンプクリンドウは日本でも見られるのですね。
オオバナリンドウの葉はリンドウの葉とは違いますね^^
これだけ珍しいお花に出会えて、素晴らしい旅になりましたね♪
by いろは (2019-12-15 16:10)
今晩は~~
綺麗な色の花がたくさん♬
珍しい花もたくさん(@@)
どこの花??オーストラリア!!
トレッキング……いいなぁ~~
by せつこ (2019-12-15 18:33)
mimimomoさん:私も同じです。「あ、リンドウの仲間」でかたづけているのが本当です。帰ってから調べますが、わからないものがたくさんあるんです。属がわかればOKとしています。
旅爺さんさん:「あの花の仲間だな」「でも、ここが違う」だけでもわかれば、十分楽しめますね。
いろはさん:雄大な景色と、初めての花との出会いがトレッキングやハイキングの楽しみとなってます。来年はどこにしようかなと思案中です。
せつこさん:トレッキング中、キョロキョロしていて遅れるので、いつも添乗員さんににらまれています。でも、瀬せっかくなので、無理を聞いてもらってます(お客様は・・・・・)。
ご訪問ありがとうございます。
シラネアオイさん
ハマコウさん
yamさん
ピストンさん
ぶらり爺さん
ネオ・アッキーさん
by michi (2019-12-15 23:21)
赤色のリンドウ、珍しいですね。
外国のお花を調べるのは、なかなか手間がかかりそうです。
by Baldhead1010 (2019-12-16 04:28)
Baldhead1010さん:おはようございます。早朝のご訪問有り難うございます。今日は凄く天気が良さそうですね、星が光って寒さが厳しくなりそうです。外国の植物を調べる図鑑を持ってないので、わからないものがどうしても多くなりますね。
マルコメさん:ご訪問ありがとうございます。
by michi (2019-12-16 05:02)