燧ヶ岳 フラワートレッキング ② [ハイキング / トレッキング]
爼嵓(まないたぐら)を目指す ~フラワートレッキング ②~
当日歩いた ~ルート図~
熊沢田代を越えてから ~ 爼嵓山頂までの区間は、図のブルーの線の区間(標高2,000m~2,346mの間)の様子です。
宜しかったら・・・・・続きをご覧ください。
~熊沢田代の湿原~ を見下ろす
湿原を過ぎると登山道は急登で、所々が歩きやすい木道となる。熊沢田代の湿原の黄緑色が印象的だった。熊沢田代直下の泥濘み道に比べて歩きやすかった(正直助かった!)。
コイワカガミ(イワウメ科)
北海道や本州の亜高山帯~高山帯の草地や岩礫地、ハイマツ林の林床に生える常緑小低木。花の時期が終わっていたので、以前五色ヶ原で撮った花の画像を添えた(右端)。
ゴヨウイチゴ(バラ科)
前方に・・・・・雪渓が見えてきた
標高2,185m付近。所々に穴が空いてるので注意が必要だ。ただ、雪はざくざくしていて、距離も短いのでアイゼンは必要ない。"スプ-ンカット"を利用し、滑らないように登る。
雪渓の脇に・・・・・花が咲いている
キヌガサソウ(ユリ科)
本州中部地方以北の山地帯~亜高山帯の湿った林内や林縁に群生することの多い多年草。長さが25cmにもなる葉が茎の先に輪生し、中央に白色の花をつける。雪どけ直後の斜面を飾っていて、遠くからもキヌガサソウの花とわかった。
オヤマリンドウ(リンドウ科)
オヤマリンドウの花期は8~9月頃。登ってくる途中で蕾を何カ所かで見たが、ここでは花が咲きかけている。"秋を先取り” しているのだろうか。
ガレ場注意 & 迷いやすい道・・・注意!
雪渓を越えて、上りはまだ続く。ガレ場・迷いやすい道があるので注意という表示板が2カ所に設置されている。
ガレ場-1 で・・・登ってきた方向を見下ろす
眺めがいい。画面中央やや左に・・・"熊沢田代"が見える。
ガレ場-2で ・・・ 遮るものがない
ガレ場が続き道は崩れやすくなっている。しかし、遠望するにはいい場所と言える。ここも、左端に熊沢田代が見える。遠くの山々がもう少しすっきりと見えたら・・・と思った。
9:45 標高2,300m地点。爼嵓(まないたぐら)山頂の標高は2,346m、この急斜面を登り切れば山頂~爼嵓~に到着する。(正直、ここまで登ればいいだろう、燧ヶ岳山頂は拝むだけでもどろうかなどと弱気になっていた)
でも・・・・・高山植物が・・・待っているかも!!
ハクサンシャクナゲ(ツツジ科)
花の時期が終わって実ができはじめている。きっと咲き残り上がるはずだと探しながら山頂を目指す。すると、・・・あった!(右円内) 一カ所だけだったが、待っていてくれたのだろう。
マイズルソウ(ユリ科)
綺麗に咲いている花を探しながら 登ってきたが、ほとんど上写真のように “旬の時期 ” が終わっていた。(左端円内の花は以前木曽駒ヶ岳で撮ったもの)
ミオツバオウレン(キンポウゲ科)
コケモモの実(ツツジ科)
残念ながら花はなかったので、大雪山旭岳で撮ったものを左端円内に添える。
目の前に ~~爼嵓山頂~~
山頂が目の前に迫る。山頂方向をよく見ると “黒っぽい影” があちこちに見える。それも動いている(写真でもよく見ると青空に黒い点が見える)。昨年の至仏山でも見ているので、これは赤とんぼの群れ(左円内に拡大写真)だと直ぐにわかった。
爼嵓山頂(右:三角点)
10:10 標高2,346mの爼嵓山頂に到着。歩き始めてから約5時間かかって登ってきた。かなり疲れたので、山頂からの景色を眺めながらこれからの予定を考える。
爼嵓山頂からの ~~素晴らしい眺め~
~南方向の大パノラマ
中央やや左に尾瀬沼 右奥に尾瀬沼と至仏山。
~尾瀬沼を見下ろす高台から~
~至仏山(中央奥) & 柴安嵓(しばやすぐら)山頂(右端)~
至仏山 & 尾瀬ヶ原
西方向の大パノラマ
左に至仏山と尾瀬ヶ原が分かるが、右方向の越後の山並み~巻機山・越後駒ヶ岳・平ヶ岳~が残念ながらスッキリとしない。
ここまで来たら、燧ヶ岳山頂~柴安嵓~はあと僅か。
やはり、山頂を目指すことに
山頂までの様子は・・・・・次回に
☆☆☆☆☆ おまけ 西瓜空中栽培 ☆☆☆☆☆
7月31日の小玉西瓜
昨年食べた“黒皮小玉西瓜”の種を播いて育てたきた(以前のブログ~夏の果物~を参照ください・・・・・こちらから)。そのスイカが順調に育って7月31日には上画像のようにネットに重そうにぶら下がってきた。
スイカのもとから出ている、巻きひげや葉が枯れて音も良さそうなので
8月1日 収穫することに・・・・・色や味は・・???
黒皮小玉西瓜の種から生まれた2種の模様ノスイカ
切ってみると
黒い皮の方も、普通の西瓜模様の方も完熟していた。味も抜群。栽培大成功!!
6個収穫、2個は実家の墓参に持って行く
後で聞くと、2個とも完熟で美味しく頂いたとのことだった。
まだ続きがあります。
新しい花の受粉で、その実が大きくなり始めている。
8月13日の小玉西瓜
普通模様の西瓜の他に、新たな模様の実も育って直径が10cmを超えている。
更に
写真上の方に小さな実も発見(13日)。
でも、・・・この小さな実がこれから育つ可能性が低いと考え、
小さな実は全て摘果し、大きくなっているものだけを育てていくことにした。
現在6個の実が大きくなってきているが
・・・これは食べられるのか・・・楽しみに・・・
ご訪問ありがとうございました。
タグ:202208
お疲れ様でした。いろんな高山の花が見れて良かったですね。オヤマリンドウやキヌガサソウ、なかなか見れない花です。
柴安嵓はもう少し、頑張ってください。私は爼嵓のザックをデポして、柴安嵓を往復したことを思い出しました。
by Jetstream (2022-08-16 14:57)
みなさん こんにちは!
今日はお昼頃から雨。それもね、時折大変な豪雨。どうなっているんでしょうね、最近の天気は?
Jetstreamさん:ご訪問 & コメントありがとうございます。
7月末という、花を見るには少し時期遅れのトレッキングでしたが、見慣れないとの出会いを楽しめたかなとおも追ってます。キヌガサソウやサンカヨウなど久しぶりに見ることが出来たと思ってます。
ご訪問ありがとうございました。
kazu-kun2626さん
ゆるりさん
侘び助さん
tomi_tomiさん
ニコニコファイトさん
xml_xslさん
by michi (2022-08-16 16:01)
燧ヶ岳や尾瀬ヶ原に至仏山 は懐かしいです。
好きな花はキヌガサソウやマイズルソウは好きです。
スイカはまだまだ食べたいですね。
by お散歩爺 (2022-08-16 17:03)
高山植物との出会い、いいですね~
自分もまた生きたいけど、気力・体力が ・・・^^;
スイカ美味しそうですね^^
by Mitch (2022-08-16 17:30)
柴安嵓(しばやすぐら)名前を聞くだけで恐ろしそうです。先日奈良の大蛇嵓のTVを見たばかりですがグラと云う字が迫力あり過ぎ!
花を楽しむ心にこの元気さが揃って最高ですね~ スイカも最高~
奥方もお元気でサイコー★★★!キヌガサソまた見たいです
by OJJ (2022-08-16 18:42)
奥様とご一緒。
仲良しが一番です。
by 夏炉冬扇 (2022-08-16 19:53)
夏山の雪渓上はひんやり涼しくて気持ちがいいですね。
スイカの棚作りは場所を取らないので狭い畑には向いています。
by Baldhead1010 (2022-08-16 20:43)
お散歩爺さん:キヌガサソウは私も好きな花で、最近やっと出会えたという花です。
Mitchさん:今年のトレッキングは疲れを“モロ”に感じた山歩きでした。体力の衰えを感じています。でも、山はよかったですよ。
OJJさん:“奈良の大蛇嵓”どんなTVだったのか興味がわきました。“嵓”と言う字にどんな意味があるんでしょうね。
夏炉冬扇さん:気がついてみたら、私達は常に一緒のような気がします。“・・・・ば、もろとも!!”でしょうか。
Baldhead1010さん:最近雪渓のある山を忘れていました。燧ヶ岳で雪の上を歩くなんて思っていませんでした。綺麗な雪渓ではなかったけど、こごちよい気温でしたね。
ご訪問ありがとうございます。
絵瑠さん
グリーンさん
enosanさん
okina-03さん
ハマコウさん
yana703さん
by michi (2022-08-17 09:52)
広沢田代~熊沢田代の湿原は広くて爽快ですね。
山頂付近では大きなキヌガサソウに出会えて感激だったでしょう。私もかつてその辺で見たことがあります。
コケモモは食べましたか、微かな酸味が疲れた体にはリフレッシュ効果があると思います。
柴安嵓まで頑張ってください。
by tochimochi (2022-08-17 10:50)
tochimochi:コケモモは食べました。でも、まだかなり酸っぱいときでした。コケモモのジャムをつくっている地域もあるようですね。次回は山頂までですが、爼嵓で戻ろうかなとも考えていたんです。
めもてるさん:ご訪問ありがとうございました。
by michi (2022-08-17 14:58)